32.末梢血幹細胞移植、無事生着しました。

入院生活

移植を終え、ここからは妹の細胞の生着を待つのみです。

主治医の想定では、移植から10日前後には生着する見込みとのお話は伺っていました。 強すぎる移植前処置で身体がダメージを受けすぎた場合、生着せずに緊急処置として臍帯血で再移植する可能性もあって、病院側ではその準備もしてくれていたようです。

移植後は、経過を追う際、移植日をDay0とし、そこからDay1、Day2と数えるようです。

まず移植当日の夜にハプニングが・・・。
皆が送ってくれたパワーが強すぎたのでしょうか。病室の空調がぶっ壊れました。
消灯時間に空調が明らかに効いておらずモワンとし始め、当直の技師の方が点検に入りました。その間ナースステーションの前で座って待ってましたが、1時間たっても治らず、結局翌日に業者を呼ぶことになり、私は深夜に部屋を移動することに。。
移植前処置の抗がん剤投与後から続く吐き気が強くなり、さすがに夜遅い時間に横になれないのは辛かった。。

Day1~Day3までは吐き気以外の症状はなかったのですが、Day4から急激に白血球、好中球、血小板の値が下がり、少しの動作で目が回り、トイレに行こうにも立ち眩みで移動できない状態になりました。

Day5から口の中全体が浮腫み始め、喉の上部まで痛みが広がり始めました。さすがにこうなってくると食事がし辛くなってきます。幸い口内炎はできなかったのですが、常時口の中が痺れているような状態なので医療麻薬を少量ずつ使い始め、食事の時は瞬間的に量を増やしてもらう処置をとってもらいました。麻薬と聞くとどうしても抵抗感があったので極力量を上げすぎないよう、限界に至るまでは我慢しました。

Day6あたりから顕著に全身の毛が抜け始め、髪の毛も眉毛も睫毛も、毛根からスルスルと抜けていきました。
さすがに、自分の顔とは思えない人相になり、本当にまた生えてくるのかと不安になりました。

頭つんつるてん かろうじて眉毛あり
全身つんつるてん 眉毛も睫毛もどこいった。

Day9、この日の朝、39度の高熱に。
無菌室であろうとも手洗いうがいを徹底して清潔にしていても、感染するときは感染する。
採血結果では、白血球41個、好中球0%。細菌と戦える隊員は私の中にいません。 数日高熱が続くことを覚悟しましたが、 解熱剤で、夕方には36度台に落ち着き、ほっとしました。

積み重なっていく症状に、次は何がどうなるんだと不安に押しつぶされそうになることもありましたが、今一度自分の家族や両親、妹にかけた負担を思い出し、毎日来てくれる目の前の家内に不安を伝播させないよう体は起こせなくても、気持ちは前のめりになるよう心掛けました。
主治医から、生着したことによる反応の可能性もある、とのことだったので、前向きにとらえることにしました。

答えは翌日でました。
Day10、この日の採血で、白血球が180個、好中球が20%、数値が上向いていました。
Day11、白血球1,100個、好中球82%!生着していました。

主治医の読み通りで、10日前後で無事妹の細胞が私の造血幹細胞として生着してくれていました。

主治医から、点滴を一部内服に変え、早ければ8月末退院を目指しましょうとの説明を受けました。つい数日前まではどん底の体調でしたのでまさかあと数週間で退院できるかもしれないとは思ってもいなかったので本当にうれしかったです。

とはいえ、保育器にいる赤ちゃんよりも免疫力がない私は、気を付けないといけないことが山ほどあり、家族の多大な協力を得て生活せねばなりません。末っ子暴れん坊幼稚園児を片手で抱き上げられるくらいの体力を取り戻し、早く家族の負担を取り除けるようリハビリ頑張ります。

使用画像:PhotoAC(V字回復、復活のイメージ)

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