この記事を書いているのは2020年3月23日。先週末から高熱がでて、肺炎で入院しました。
慢性GVHDによる免疫反応。抗生剤が効かず、ステロイド点滴で症状は回復してきましたが、このコロナ騒ぎの中、肺炎所見となるとどうなるか、色々と恐ろしい経験といまだ続く恐怖については、後々記事にします。
2019年8月の移植に関して先に書きたいので、時を戻そう。。
7月24日、再入院し、まず、担当医チームの先生から移植前の処置について説明されました。
1.全身放射線 1日2回×3日間
2.抗がん剤(エンドキサン)大量投与
1日1回(500ml)×2日間
説明は、とてもあたりの優しい女医さんで、移植前検査の腰椎穿刺の時は、
「これが脳髄ですよ、透明で綺麗ですねー。」
とキラキラした顔で採れた髄液を見せてくれた研究熱心な先生です。
わかりやすくやさしく説明いただいたのですが、使う表現がいちいちこわかった。。
「あなたの年齢、身体の状態から、今できる最強の組み合わせの処置を施します。」
おお、最強て・・、聞いたの子供の時に見たドラゴンボールのアニメ以来かな。耐えます。頑張ります。
「まず全身放射線で、体内を焼け野原にします。」
おぉぉ、焼くのね、焼いちゃうのね。骨は残りますよね。
「抗がん剤を大量投与します。辛さは、これまでの抗がん剤よりはるかにしんどいです。」
おぉぉぉ、はるかにってどれくらいですかね。人によって違うんですかね。何十倍?何百倍?
「もやっとボールってわかります?あんな形のものがどんどん溜まっていくので尿をとにかく出してください。
6時間で1リットル出ていなかったら利尿剤を投与します。」
もやっとボールってあのとげとげの?あれが体内を巡回するの?とにかく尿を出せって、これも漫画で見たな、ハンターハンターだ。蛭を体内に入れられたキャラがビールをひたすら飲んで蛭を出すって話と同じ状況やん?
「移植後、急性GVHD(移植片対宿主病)になったら、皮膚、下痢、肝臓の順に症状が出て、致死率レベルが上がります。」
ち、ちしりつ。。レベルってなに。8-4くらいまであるのかな。もうむり。。
ある程度のことは、この病気の発症時に転院前の先生からもおそらくこんな治療になるだろうと聞いていたし、自分でもネットで調べてはいたので、治療内容、GVHDについても知識をつけて開き直って聞くくらいの気持ちで最初はいたのですが、いざ自分ごとで聞いたら怖くなって気が飛んで終盤の話はちゃんと理解できずに話をきいてました。
家内も同席してくれていたのですが、家内がそこにいてくれていたおかげでなんとか持ちこたえることができました。
聞いてられなくてふと顔を見ると、一生懸命メモを取ってくれていて、けど明らかに顔は沈んでいる。ここで私も気落ちしたらいかんと奮い立たせ、先生の説明が終わったあとは、口だけは絶対大丈夫やから安心しろと、出せる限りの男気を出すようにしました。
寛解導入や地固めで何度も心が折れそうになったのを家内の励ましで乗り越えられたので、この最後の砦は、どんなにつらくても気持ちは絶対折らず前を向き、精神力で乗り切ることを心に誓いました。家族の力はほんと支えです。
長くなってしまったので、実際の移植前処置については記事を分けます。


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