2019年8月6日、末梢血幹細胞移植を受けました。
HLA型が完全一致した妹がドナーとなり、この3日前から旦那と小学生の子供二人を置いて、遠路はるばる関西から関東に来てくれました。この時点で妹家族に対する申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいでした。
到着翌日、翌々日とドナー側の前処置を受け、妹側の身体も移植を行える状態であると判断いただき、移植当日を迎えました。
当日、妹の身体から造血幹細胞を抽出、1度で必要量の抽出ができるかどうかはやってみないとわからないそうで、少しでも妹への負担が抑えられるよう祈っていました。結果、一回で充分な細胞量がとれ、午後に私の身体に移植されることになりました。
2019年8月6日17時10分、移植開始。
両親から血を分けて生まれた兄妹から、細胞をもらって同じ血となり、命をつなげてもらう。
負担のかかる細胞抽出を行った直後の妹自身、そして妻もこの瞬間に立ち会ってくれました。
遠くからは両親、もう一人の妹、弟も無事をずっと祈ってくれていたようです。
医師チームと複数名の看護師が、急な拒絶反応に備えて待機されていましたが、何も症状として出ることはなく、無事、セカンドバースデーを迎えることができ、この日私は生まれ変わりました。
これほど、生を実感することがあるのか、人生観が大転換する瞬間があるのか、震えと涙が止まりませんでした。
移植で病気が完全に治るわけではないですが、再発や予後不良のリスクが、私の場合最も低くなる方法で治療を受けることができました。まずこの奇跡を実現してくれた妹に、そして4人兄妹を育ててくれた両親に、あらためて心から感謝しました。
事前にこの移植で起こりえるリスクについて、両親も詳しく説明を受けていたので、とても正気じゃいられない状況だったと思います。移植後、あなたたちの息子と娘は無事移植を終えましたと、二人並んだ写真を送り、電話で報告しました。
父からは心の底から出るような声で良かったと、
母からは号泣し絞り出す声で、良かった、長かったほんましんどかったと、
両親それぞれの性格が滲み出た言葉が身に沁み、この二人をこれ以上心配させるようなことはしないと心に誓いました。
点滴の管をゆっくりとくだる真紅色、映像のまま鮮明に頭に焼き付いています。
使用画像:ONE PIECE66巻 648話 タイヨウへと続く道


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