2019年12月、約8か月ぶりに出社。
心配する家内が、会社到着まで見届けると付き添ってくれました。
ラッシュを避けて座ることはできたものの、ちゃんと目的の駅まで行けるのか、ただ運ばれゆくだけなのに緊張し続けました。
無事、会社最寄り駅に到着し、周りを見渡しながら会社までの道のりを歩きました。
入院前は、毎日疲れ果て、朝も夜も景色なんて見ていませんでした。
会社ビルに到着しても混雑するエレベーターホール、フロアについてもICカードを認証機にかざしてドアを開ける毎日のルーチーン。日に日に同僚とのあいさつにも力がなくっていました。
その後8か月の空白期間を作ってしまいましたが、人生観が変わる大きな経験をし、この日は自分の名前のプレートが置かれた席に座るまで、 一秒一秒が濃く、長く、一つ一つの行為が愛おしく、 笑顔で声を交わしてくれる仲間一人一人の顔、不思議な高揚感を感じました。
「当たり前のように時を過ごしていることが、本当は当たり前じゃないということを心にとめて、一緒に過ごす一瞬一瞬を大切に過ごす。」
以前、娘が道徳の授業で綴ったと教えてくれた言葉を実感し、家族と過ごす時間も、会社で過ごす仲間との時間も、当たり前ではなく、大切に大切に過ごさなければ、あらためて心にとどめおきました。
入院中、お見舞いに来ていただいた方々には一瞬でも顔を見せたい。
会社はどうにか回るものだから安心して、とにかく治すことに専念しろと、口を揃えて仰ってくださったことが心を前に向かせる原動力の一つになっていたのでとにかく感謝を伝えたい。
超多忙な方々なので全員とはお会いできませんでしたが、ここまで辿り着きましたとメッセージを残し、予定の時間までは、仕事ができる喜びに満たされ過ごしました。
あまりに満たされすぎ、会社近くのファミレスで長時間待ってくれていた家内のことを忘れそうになっていました。
無理をせず、一歩一歩、前に進んでいきます。
使用画像:photoAC(渋谷駅周辺のビル)


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