微熱は続くも、GVHDの症状も徐々に落ち着きつつありました。
輸血の予定で3月2週目の金曜日に外来受診した際、輸血前は熱が36度台だったのが、輸血後は37度後半に上がりました。
採血結果は気になる所見がなく、炎症反応も高くはないのでその日は様子を見ることになったのですが、翌日一旦熱が下がるも、夜寝る前に測ると37度後半。翌々日は38度台を超えてしまい、休日診療を受けることにしました。丁度血液内科の先生が当直されていて、胸部X線、CTを診ていただくことになりました。
結果、素人目に見てもわかる肺の白さ、肺炎を起こしていました。
ウィルス感染によるものか、細菌感染によるものか、そこにGVHDがどう絡んでいるか今すぐにはわからない。
熱はあるものの歩けるし、息苦しさもないので、抗生剤をもらい、翌日再診で帰宅しました。
2020年3月16日、病院に到着し、熱があるため隔離スペースで待機しているところに主治医が来られ説明を受けました。
肺炎は間違いないので即入院。念のため新型コロナウィルスの検査も受けてもらうと、説明を受けました。
私が病室に移動している間に、家内が医師から説明を受けてくれていました。
思えば家内が一人だけで主治医から説明を受けることはなかったので、心細い思いをさせてしまったと思います。
PCR検査は夕方受け保健所に提出、翌日結果が出るとのこと。 万が一新型コロナウィルスなら、免疫抑制剤服用中の私の身体ではこのウィルスに対抗できません。私を襲った緊張と恐怖は言葉では言い表せません。
検査を待つ間も徐々に息苦しさが増していき、夕方には寝た状態から身体を起こす動作で息が切れ、立ち上がるとマラソンを走った後のような息遣いに変わりました。絶対感染していないと信じているものの、新型は進行が異常に速いとニュースで聞いていたので、 今まさに体感している状態が合致し、実は感染していて検査を受けても結果を聞くことができないのでは・・とそんな不安も一瞬よぎりました。
翌朝、医師からPCR検査の結果を伝えらえました。
「結果、陰性」
在住県の感染者数カウントを増やすことなく、家族の外出禁止も解け、 深く胸をなでおろしました。 何よりも家族に危険が及んでいたかもしれない、もし誰かが感染していたら、会うことも触れることもできない。その恐怖から解放されたことには安堵しました。
新型コロナウィルスの疑念は晴れましたが、肺炎の症状は変わりません。一週間たっても症状は変わらず、少しずつステロイド剤を投与することになりました。 投与された始めると、徐々に呼吸が楽になり、熱も下がり始め、 加えて気管支内視鏡での肺内洗浄も効いたのか、息苦しさはほぼなくなり、ステロイドも点滴から内服に変わりました。
主治医の見立てでは、既知のウィルスか細菌が肺に侵入して肺炎を起こし、そこにドナー細胞が攻撃を仕掛けてGVHDの症状として現れたのではとのことです。
本日2020年3月29日、引き続き入院中。
あとは退院の目途が立つよう、自分にできることをやるだけ。 自分の身体を信じる。
ここを乗り切れば、次の扉が開き、身体はもっと強くなるはず。
無理をせず一歩一歩前へ。


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